2018
01.28

M&A成功の第一歩:「社長」から「投資家」にマインドに切り替える

M&Aで会社売却をする心構え

M&Aでの会社売却を検討している方の多くが、オーナー社長として日々会社経営をされていると思います。

実は、M&Aによる会社売却を、いつもの社長マインドのまま進めてしまう人は失敗しやすく、マインドをリセットして正しく進めた人が成功しやすくなります。今回は、M&Aでの会社売却を成功させるための第一歩として、「投資家マインド」に切り替えることの重要性を説明したいと思います。

オーナー社長は、会社の株式を保有し、かつ、トップとして経営する人ということですので、元々、オーナー(=投資家)と、社長(=経営者)として2つの顔を持っています。さらに、多くの会社は非上場であるため、厳しい第三者視線を持つ外部株主を入れていないと思います。そのため、どうしても多くのオーナー社長は、投資家マインドがゼロに近い状態になってしまいます。

社長マインド

社長(=経営者)マインドは次のような点を重視していると思います。
・商品は、自社の商品(サービス)
・顧客は、自社の商品(サービス)を購入してくれるお客さん(顧客法人)
・今月、来月、今年度といった短期の業績や資金繰りに注目
・利益を出すための経営資源(リソース)は人材、設備、預金、企画開発力、信用

 

投資家マインド

M&Aで重要となるオーナー(=投資家)として必要なマインドは次のようなものです。
・商品は、会社の経営権
・顧客は、会社の経営権を取得することに関心を持つ組織(=複数のバイサイド候補
・今年度、来年度、5年後、10年後といった中長期の期待とリスクに注目
・利益(=株式売却益等)を出すための武器は、オーナーだけでは無理なのでM&Aバンカーという強力なサポーター

 

社長マインドのままM&A会社売却をすると。。。

投資家マインドゼロでM&Aをするということを通常の経営に例えると、
・自社の商品についての知識が不正確
・ターゲット顧客を想定もせず、ニーズ(課題・欲求)の理解もせずになんとなく売ろうとする
・顧客がほしい将来の期待、購入後のリスクを十分に説明できずに売る
・プロが虎視眈々とチャンスを探している市場にアマチュアだけで打って出る

M&Aに臨むにあたり、投資家マインドになってないと、このような悲惨な結果が必然となります。

この2つのマインドを時と場合で使い分けるのが、「M&Aの準備に入った瞬間から、M&Aが完全に終了するまで」必要です。社長としてターゲット企業を最高の状態にしておく必要があるし、ターゲット企業を売却する投資家としての冷静かつ客観的な判断も必要です。

マインドの切り替えが必要であることを忘れないでください。少し高い場所から俯瞰して自分の会社を客観的に見ることが重要ということですね。

 

 

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